S's case

日々の暮らし、夫との戦いの記録

父の死







父が亡くなった。







今日は命日、あれから8年が過ぎた。


2歳だった娘は10歳になった。

6歳の次男は14歳に。




父の死によって、私の人生は大きく変わってしまった。いろんなことがあり過ぎた。


父の闘病中から夫は浮気をしていた。

気づいたのは父の死後数ヶ月経った頃だった。


母は誰の目にも明らかに憔悴し、精神のバランスを崩し、泣き暮らしていた。

両親と決裂していた弟は家業を継がず逃げていた。妹は遠方に嫁いでいた。


3人の子供の育児に追われ、父の看病や会社の事に孤軍奮闘していた私は、浮気のことを誰にも言えなかった。


彼女からのなりすましメールやいたずら電話、直接電話でも話した。数限りない嫌がらせやメールでのやり取り。

夫はもう会わないと言いながら何度も会っていた。








あれから8年、母は見事に元気を取り戻し、弟は戻って家業を継いだ。


父の闘病中、死、母から弟への事業継承、会社の再建に精魂尽くした私は、心身共に疲れ果て、精神は崩壊した。

夫とは別居して3年近くになり、4つの裁判を抱えている。












いつもの朝食。




先日、通院日のカウンセリング。

裁判所からの依頼で開示されたカルテを見てどうだったか、と、心配してくれていた。





通院したての頃は、夫とのことよりも父のことをたくさん話していた。

父がの死やそれにまつわる出来事、最悪なタイミングでの夫の浮気など、精神的なケアができていない、とカルテには書かれていた。



そうだったんだ。。。




別れるわけにはいかないと頑張り続けてきたが、自分の気持ちを一番よく知ってるのは他でもない私の身体だった。

そんな頑張りは誤魔化しが効かず、何年か経つと動悸や不眠など、身体症状が次々と出てきた。






よくここまで来ましたね、とカウンセラー。

懸案の裁判は面会交流の件が1つ終わって3つになった。3月15日にもう1つ終われば、あと2つになる。





父の闘病から始まる長い長い戦いに、終わりが見えてきた。






もがき、苦しみながら、生きてきた。

そんな中でも楽しかったこと、嬉しかったこと、癒されたこと。

沢山の人の支えがあったことに感謝したい。






越えられない山はない。

これからも越えてゆくのだ。

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