私たちの富士山
大好きな芸術家の草間彌生。
若い頃にみた強烈な印象から、好きな作品は初期のものが多い。
異様なほどのドットの中に1人立つ、その感覚が忘れられない。
圧倒的な水玉の世界に身を置くのが心地よかった。
再放送のドキュメンタリー、「草間彌生 わたしの富士山 〜浮世絵版画への挑戦〜」を観た。
今回は浮世絵版画とのコラボ。
草間彌生がまだ実物を見たことがないという富士山を作品にする。
テーマである富士山の圧倒的な存在感。
草間彌生の作品に込める想いと、彫り方、摺師のこだわり。最終的にどこで折り合いをつけどんな作品に仕上がるのか。
1時間半もあったのに娘も真剣。
集中してみてました。(昔、個展に言ったことは覚えてないらしい。)
私も富士山をテーマにした事があり。
引っ張り出してみた。
懐かしい表紙。窓はくり抜き。
大きなパネルの作品とセットで、30ページくらい。作っていた当時が懐かしい。
今日、次にくる節目が少し延びた。
残念なような拍子抜けしたような気持ち。
結論を急いではいけないのかもしれない。
今も心にある富士山。
大きくて優しい。そして、強い。
ブレずに、大きく優しい自分でありたい。