S's case

日々の暮らし、夫との戦いの記録

なぜ長男は出て行ったのか。



今日はお友達のお家のネコちゃんです。
まだ生後半年のテオくん。






後から来たお兄さん、3歳のサノくん。
多くて顔つきも貫禄があります。




今日はこの2匹のネコちゃんに癒されました。












長男が出て行ってもう一年になる。






それまで長男として弟や妹の面倒をよく見て、私のケアも一番にしてくれた子だった。

次男よりもお母さん子だったと思っていた。




別居した後、「兄弟は両親それぞれの方にわからなければいけない、お前はこっち、下の二人はお母さん」と父親に言われ、

「兄弟離れ離れになりたくない、お母さんと一緒に暮らしたい」と号泣していた長男。





そんな長男がなぜ私の元を離れて行ったのか。







マスコミ勤務の夫は話術にも長け、映像を効果的に使うのが上手い。






もっともらしい探偵の報告書と、それらしい写真を何枚か揃えて、夫が話して聞かせたのだ。









お母さんは浮気をしていたんだよ」と。









母親の不倫。

純粋に母親を信じていた17歳の長男には刺激的過ぎた。父親にも気持のあった長男は簡単に信じた。





下の二人の弟妹にも写真を見せると脅されたようだ。下の二人には決して見せるわけにはいかない、と長男は震える声で話した。







卑怯すぎる。

不倫をしていたのは夫なのに。

子供のことを考えているとは思えない。






大人になったらわかるよ、ちゃんとあなたのところに帰ってくるから大丈夫だよ。

それより、こんな卑怯な手を使って!


怒った友人達が事実を全て長男に説明してくれた。





事実はともあれ、傷ついた心は簡単には癒えない。





夫と会わせなければ、携帯をブロックさせておけば、、、後悔してもしきれない。

しかし、夫は長男に話して聞かせたくて仕方なかったのだ。

時間の問題、防ぎようが無かった。






私も長男も、深く深く傷つき、

親子の絆は失われてしまった。






長男の心を自分の欲望のままに傷つけた夫に対して不思議と怒りがわかない。

そこにあるのは憐れみと深い哀しみの海。

目の前に広がるその海を、ただ途方に暮れて眺めている、そんな気持ちなのだ。

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