S's case

日々の暮らし、夫との戦いの記録

EXIT







昨年、EXITの存在を知った。(※注)

現実の辛いことや悲しいことからお笑いで助ける(イグジットする)のがコンビ名の由来。


EXITのピンクの髪の方、

かねちーのファンです。





世界がコロナ禍に見舞われていた頃。

私の周りはドミノ倒しのようにバタバタとひっくり返っていった。

裏切られ、欺かれ、蹴落とされた。

信じていた最後の一人。

ここまでおいで、と手を差し伸べられ、背中を押され、必死で登り続けた。

もう登れない、と何度も言い、もう少し、もう少し、と励まされた。

もう限界。。。

振り返ると、その人はいなかった。



爆弾が投下され、私の心は被爆した。

登り着いた先に見えていたキラキラと輝く景色は一緒にして灰になった。

爆心地の真ん中でどうしていいのかわからず、助けてくれる人もなく、何も出来ず立ち尽くしていた。





「楽しいと思えることを」




カウンセラーに言われ、お笑いを見始めた。

いつも明るく楽しませてくれる真っ直ぐな姿勢

に元気をもらう。

チャラ男のキャラとは違った真面目な二人。

ニュース番組でのコメントも的確で、自分の経験そのままの真剣な受け答えに好感が持てる。

彼らのYouTubeばかり見漁った。









ある時、

彼らのネタをみて笑っている自分がいた。














芸人を目指したのは又吉に憧れたこと。

小説を書くことが目標だった。

待ちに待ったかねちーの小説が出た。

彼の半生がベース。

楽しみ。






私の心を助けて(EXITして)くれてありがとう。

大切に読みます。












(※注)

世間の波から外れていた時期のことは

『No Music No Life』を。

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